50代の5割が国民年金未納【一般社団法人フリードデスク】

大学生200人、社会人300人を対象に
金融リテラシーに関する調査が行われたようです。

その調査結果はどうだったか?


「93%は自分の金融リテラシーは高くない」
と認識していることがわかりました。


また、それを表すかのように、
全体の11%しか日々のニュースや
経済関連の情報をチェックしていない
ということでした。

89%はお金や経済情報を見ていないんですね。


これじゃ、美味しい話が
自分の元に舞い込んできた時に、
投資詐欺に引っかかる人が多いのも
納得できます。

だから最近広がっているICO案件に
何も確認せずただ乗っかるだけ。

でも、結果的にそれが詐欺だと知らされる。

そんな感じで情報判別する目を
持っていない人が大多数のような気がします。



アメリカのある州では、
全学校が「パーソナルファイナンス」を
中学・高校の必修科目に含めているそうです。

それに対して日本では
お金についての勉強はほぼありませんよね。

中学・高校で習ったことと言われたら、
正直、ピンとこないと思います。


アメリカと日本のお金の教育では
ここまで大きな差が広がっています。

だからこそ、日本でお金の勉強に
意欲的ではないのはある種、
仕方のないことだと思います。


「大切なことは義務教育で全部教えてくれる」
「社会で必要なことは義務教育で学べる」


という、
どこか国任せな考えを持つ日本人は多いです。



実際、お金の勉強をしなくても
目の前の生活で苦労することは
あまりないので仕方ないでしょうが、
実は、私はここがポイントだと思っていて、、

「お金の勉強をしないことは
 目の前の生活に支障をきたすのではなく、
 将来の生活に支障をきたすこと」

だということです。

正直な話、
お金のことは意識しなくても
仕事していれば毎日の生活は
普通に過ごしていけますよね。

だから多くの人は
生活に大きな問題が起きないので
お金の勉強をしない訳です。

そしてこれが、
社会問題になりつつある
「老後破綻の大きな要因」だと思います。



実は、次期年金生活者にあたる
「50代の5割近くが国民年金未納状態」
というデータがあります。

つまり、お金の勉強を
ほとんどしてこなかったツケの一つに
年金0生活が待ち受けている高齢者が
半数近くもいるのです。

あまり、この事実について
メディアでは報道されていませんが、
これは非常に怖いことですよ。


だって、半数が年金ゼロですから。

金融資産を潤沢に保有しているなら
また話は変わってきますが、、

定年退職後の目安で言われているのは
必要貯蓄は3000~6000万円。

ですが、この数字は
あくまで年金が貰える想定なので
全く貰えないとなると
更に多くの貯蓄が必要になるわけです。


今から10年後には
「職なし・貯蓄なし・年金なし」
の3無し高齢者が大量排出されます。

この現状を踏まえこれからの時代は
自主的なお金の勉強が
必須になるのは目に見えてますよね。

そして誰も教えてくれないからこそ
経済やお金についての情報アンテナの感度を
高めていくことが近々ではなく
将来の自己安定に繋がると思っています。

それでは、また!




名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

ページの先頭へ