ブラック企業は投資が下手な会社【一般社団法人フリードデスク】


「モデル、ローラの10年奴隷契約」

という業界の真実が暴露され、
モデル事務所のヒドさが知れ渡りました。


他にもトップ女優、トップモデルとして
活躍しているのに月収20万円前後という
理不尽な契約をしている人もいるそうです。


やはり、キレイに見えて、
どの業界にも裏はあるものですね!こわいこわい。


実際、ワタミや電通など、
「ブラック企業」と呼ばれる会社は、
山のように存在しています。

それは大きい会社小さい会社とか
そういったことは関係ないんですよね。

私も新入社員で入社した、
「キノコ」で有名な会社は
そこそこ大きな会社でしたが、
売れなかったキノコとか、
普通に自腹で買わされてましたから。

ちゃんと調べると、
結構な数のブラック企業が
見つかると思いますよ。


でも、私にはこういった会社の
体制が正直理解できません。

「労働者を軽視」したところで、
自社に悪影響が跳ね返ってくるだけなんですけんどね。



例えば、
会社の悪評が立ったせいで
新しい人材を募集しても、
なかなか採用できないとか、

採用できたとしても、
3年以内に辞める割合が30%も占めているとか。



つまり、、、

会社の資産として一番目につく
「売上げ」ばかりを追って、
売上げと同じくらい大切な資産である
「労働力」を軽視しがちなんですよ。



「売上げ」と「労働力」

この2つは形態こそ違いますが、
会社にとっては欠かせない資産な訳です。

それは、投資家である私だから、
社員やスタッフを大切に考えられるのではなく、
経営者ならその視点が持てて当然なんですけどね。



ただ、そんな中で。

コーヒーショップのドトールが、
労働力にも目を向けた新しい施作を打ち出すそうです。


本来、正社員のみが該当するのですが、
アルバイトや契約社員も同じように、

「退職金が支給される」

という仕組みです。


現状、非正規が7000人近くいるようなので、
退職金を彼らにも提供することを考えると、
直近の金融資産は確実に減ってしまいますよね。

ですが!

「労働力」という資産にも目を向けた
長期的視野に立った投資活動だと思うので、
とても素晴らしいことだと私は感じています。


私は投資をやる際は、
直近の資産形成として「デリバティブ」。
長期的な資産形成として「不動産」。

といった形で、
1つの資産に絞った投資をすればいい、
という訳ではないと考えています。

それぞれの資産には特徴があり、
その特徴を生かした運用をするのがベストなのです。

だから、ドトールが今回、
労働力という資産に目をつけた点が、
投資家的見方をすると、
とても素晴らしいと感じた次第です。


目先の資産である売上げだけを追ってしまうと
どうしても過酷労働を強要することになってしまいます。

そしてそれが結果的に、

「ブラック企業化」してしまうわけです。



「ビジネスと投資は全くの別物」

だと、一般的に捉えられがちです。


ですが、
ビジネスをする上でも投資の視点は必要ですし、
その逆も然りですね。


なので、うちの会社では
従業員に対して結構目配りしてますよ。

心も体も大きく傷つけてしまう残業なんて、
めったにさせないですしね。

ではまた!


名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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