中学生にスマホを触らせると学力低下【一般社団法人フリードデスク】


中学生にスマホを触らせると学力低下



「スマホ利用が子供の学力を低下させる」

という事実が東北大学の
実験で明らかとなりました。

この実験によると、
家で2時間勉強してもスマホを3時間触ると
学習効果は無駄になるようです(笑)


ほんとかよって感じですが、
スマホ利用に関して1日3時間
触る子供と全く触らない子供とでは、

「国語で10点、数学で15点、
 社会で15点、理科で20点」

も平均点で差が生まれたそうです。


まあおそらくですが、
この実験の本質的な部分としては


・スマホに時間を奪われる


・学習時間が少なくなる


・成績が下がってしまう

こういった意味合いなんでしょうね。


「時間を奪う」

この言葉はビジネス界でも
今かなり注目されています。

いかに消費者の時間を奪い
自社商品に浸らせるかに各社知恵を絞って
商品開発をしています。



例えば、
最近打ち合わせで話題になったのが
「プッシュ通知」という仕組みです。

ニュースアプリやゲームアプリなどが
更新されるたびに、

「ピコンッ!」

となって画面上に小さな表示画面が出てきますよね。


で、このプッシュ通知をひとまずクリックしないと
画面上から消えないからみんなクリックすると思うんです。

ただ、クリックするとそのアプリが起動して
多くの人は自然とそのアプリに時間を奪われます。


今まで情報発信ツールに、メールやLINEがありました。

ただ各社使用し始めたからこそ、
こうしたプッシュ通知を攻略するのが
良い意味で顧客の時間を奪うのに有効じゃないかって
話になったんですよね。



そしてこの時間を奪う考えは
「学力」においても同様です。

子供が何に時間を使うかで、学校の成績が大きく変わる。

だから親としては子供の時間管理には、
慎重になった方がいいワケです。



よくカフェとかで打ち合わせ前に
資料作りとかする事があるのですが、
そこで幼稚園児にスマホをもたせて
動画とかゲームをやらせている親御さんを見かけます。

そうすれば親はゆったりとした
カフェタイムを味わえて子供も
楽しんでくれるので一石二鳥ですよね。

ただそうすると学生になってからも
子供はスマホが手放せなくなります。



ですが、私が感じたのは、

「スマホを触らせるから学力が落ちるのではなく
 スマホの触り方を教えないから学力が落ちる」


が正解に近いのではいうことです。

最近よく見かける筑波大学の落合陽一さんも言うように
今の20代以下の子たちはスマホネイティブです。


つまり、誰もがスマホに慣れ親しみ
スマホある生活が普通だと感じる年代
だということ。

そんな時代において
スマホを否定するのはナンセンスで
むしろいかにスマホと共生し合うか、
というのが着目点だと思うのです。


だって、スマホがあれば知見ある人の情報発信や、
学術論文も見れたりしますからね。

最近は予備校でもスマホで
動画講座とか当たり前のようにやっているし。

むしろこの宝庫を使いこなせば
学力を向上させることすらできる
と私は考えています。


今までは情報格差が
知識格差を生み学力格差を作り
収入格差となっていました。

ですが、スマホの登場によって
欲する情報を誰でもすぐに入手できます。


ですからこのスマホネイティブ時代に
スマホ利用を否定すること自体が
更に学力を低下させるのでは?と危惧してます。

それよりもスマホの使い方を教え、
情報収集の仕方を学びばせた方がいいでしょう。

スマホネイティブにスマホ禁止なんかしたら、
そんな時代錯誤なことはないですよ。

という意見です。

では、また!



名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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