増税と聞くと、
消費税が浮かびますよね。
5%から8%。
そして10%へ引き上げられるので、
このインパクトは強いと思います。
ですが、消費税が引き上げられる前の、
2014年から実は増税は始まっていたのです。
「厚生年金保険料」や「社会保険料」の増税です。
たとえば、厚生年金を見ると、
ここ10年間のうちで、
4.24%も上昇しています。
そして、社会保険料も、
ここ10年間のうちで、
6.73%も上昇しているのです。
広義でいうと、これら2つの増税により
税金が合計で10%以上も
上がっていた訳ですね。
で、こう言うと、
「社会保険は半分が会社負担なので、
それほど大きい痛手ではありません」
と思う方がいるかもしれません。
ですが、これらの増税によって、
会社負担額が増えるということは、
会社に残るお金も減るという意味ですよね。
つまり、それだけ会社の体力が、
落ちていくことも否定できない訳です。
また、個人単位で見たとき、
消費税が5%だった頃と比較して、
今後10%になったときの負担分を計算すると、
全国保険協会の調べから、
「年間で12万5千円の収入が減っている」
ということがわかっています。
つまり、消費税が上がるだけで、
給料が天引きされるわけですから、
じわじわと手取り収入が減っている状態なのです。
給料は上がっているけど、
「なぜか経済的なゆとりを感じない」
そんな違和感を感じたことがあるかもしれません。
まさに、その原因は
「税金の仕業」だったのです。
給料はほとんど上がらないのに、
税金が上がり続け、
手取り収入が減っていく。
今の会社員の方々は、
このような状況に晒されています。
本来は、こういった事実に自分で気づき、
「やべーな」と行動を起こすのが理想です。
「自分の収入」という最も身近なお金の問題に
もっとみんな敏感になるべきだと思います。
そうすれば、自然と資産運用や投資に
興味が湧いてくるはずなんですよね。
労働収入以外で唯一、
収益を発生させられる手段ですから。
今までは資産運用や投資と聞いて、
「自分には関係ない」
と思ってもやり過ごす事ができました。
ですが、時代は大きく変わり、
安心した老後を過ごすためには、
欠かす事のできない行為になったのです。
「分からないからやらなくていい」
という時代はとうの昔に過ぎ去りました。
これからは資産運用や投資を、
「やった方がいい」ではなく
「やらなければいけない」のです。
ではまた!