世界トップクラスの現金好きな民族は・・・【一般社団法人フリードデスク】


”日本人は現金好きな民族”


という事をご存知ですか?


実際、日本人の現金資産は50%で、
欧米人の現金資産は15%程度、
というデータもあります。


日本人は他の国に比べて、
銀行預金を多くしているんです。

それに対して欧米諸国は
現金で持たずに資産運用に
回している人が多いです。

でも、このように言うと、

「欧米人は日本人より
 運用スキルが高いんですね」

と思う人もいるかもしれません。


ですが、決してそんなことはないんです。

おそらく運用スキルでいうと
それほど差はないと思います。

というのも、
投資を行っている欧米人の多くは
自分で運用している訳でないからです。

彼らは基本、他人任せです。
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欧米人の多くは、
銀行や証券会社などに、
運用を委託しています。

なので、相場を見たり株価を見たり、
そういった運用スキルは、
日本人と大差はありません。

でも、人に任せるだけなら、

「日本人も真似できそうじゃん!」

と思われたかもしれません。


確かに、運用を委託するだけなら
金融リテラシーが低いと言われている
私達日本人でもできますよね。

じゃあ、なぜ運用を委託する日本人が
こんなにも少ないのでしょうか?


理由は大きく二つあります。

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理由1
====

1つ目の理由は、
投資について知識がないため、
そもそも委託する運用先を
知らないからです。



====
理由2
====

そしてもう1つは、
日本の投資信託などの年利の低さから、
あえてリスクを負ってまでやろうと
思う人が出てこないこと。


この2つが挙げられます。


特に後者の「金利の低さ」は、
日本で投資人口が増えない
最大の要因じゃないでしょうか?


過去、学校や社会を通して、
投資や資産運用について
教わらなかったため、

日本人の大多数が「投資=危険」
と思っているのは、仕方のないことです。

ですが、もし仮に投資信託が
欧米の案件のように年利10%オーバー
というような商品であふれていたら、
状況は大きく変わっていたはずです。

誰だって、お金が増えるのは嬉しいですから。


いくら金融の教育を
受けてこなかった日本人でも、

「年利10%の案件で
 運用してもらえる恩恵」


は、理解できるはずです。


つまり、
日本人に投資家が増えない理由は、
教育不足という事情以上に、

そもそも、

「好条件の案件が少なすぎる」

ということが一番の問題だと思います。


そして、海外の人たちが、
日本以上に投資を行っている事実も、
金融リテラシーが高いこともありますが、

「条件の良い商品が揃っていること」

が大きな理由というのが私の意見です。


ちなみに。

今の日本には、
金融商品取引法という法律で、
海外の投資商品を日本で営業することが
できない決まりになっています。

規制のせいで、優れた投資商品が
海外から国内に入ってこない
仕組みになっているんです。


いやらしいですよね。

その結果、どこにお金が流れるかといえば、
銀行や保険会社、証券会社に流れて、
結果的に国債に流れていくんですから。


日本の銀行や証券会社を守るのも
お国の大事な命題かもしれません。

しかし、
将来不安が高まっている今日、
国はもっと国民の実態を見つめ
直すべきだと、強く訴えたいです。


投資や資産運用をしたい人にとって、
法的に凄くやりにくい仕組みがある、
という事実だけでも、
ぜひ知っておいてください。

それでは!

名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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