LINEのICO詐欺にご注意【一般社団法人フリードデスク】


ICOはご存知だと思いますが、
今、投資家をLINEグループに誘導して
お金を受け取ったら雲隠れするという
ICO詐欺が横行しているようです。

Twitterのタイムラインを見ると
「詳細は専用LINEで!」という形で
誘導しているケースを見かけました。

それも軽く見ただけで、
1つ2つではなくて10数件という・・・・


もちろんその全てが詐欺だと
断定できるものではありませんが、
改めてICOについては注意する必要があります。

去年の年末頃から、
このICOのブームが訪れていて、
その頃から私はずっと、

「ICOは全部詐欺くらいに思った方がいいです。」

と口酸っぱく言い続けてきました。


有名どころをあげると、
セントなんとかやオーなんととかといったもの。
他にも数千件レベルで存在してますが、

人気なものでは、
セール後3秒で売り切れるものがあるなど、
ICOへの注目が集まっています。

ただね、注意して欲しいのが
「ICO運営側は逃げようと思えば、
 簡単に逃げられる状態にある」
ことを忘れないで欲しいです。

そして逃げても、
開発に失敗しましたと言われたら
それまでな訳です。。


ICOを一言で説明すれば、
企業や組織が資金調達をするための手段です。

企業が株式市場に上場する前に
IPO株が発行されますが、
ああいったものと形態は似ていますね。

「企業や組織の資金源として
 使われるお金を投資家が資金提供している」

というのがICOです。


それなのに最近では、
ICOのコインが上場して数倍、
中には数千倍になったケースを聞きつけ、

・「知り合いに勧められたから買った」
・「かなり有名なICOらしいから買った」


という話を私もよく耳にするんですね。。


ただ、残念ですが、
この判断基準は投資や資産運用の世界において
一番やってはいけないことです。

私が大事にしている
投資の心得の一つとして、
「親兄弟や親友に勧められても信じない!」
というものがあります。

つまり、
それだけお金を投じる行為は
慎重に行わなければならない
ということです。


ましてや、
「ICOの人気」なんて情報操作で
いくらでも演じられるし、
作ることができてしまいます。

それを信じてしまうというのは
投資家としてナンセンスなので、
もっと慎重に案件精査をしないと
これからICO被害者は続出するだろうなと
私は予測しています。


そういった意味では、
投資案件を見極める上で
大事なスタンスは、

「その案件を疑って見ること」

です。


案件精査を疑いから入れば、
おかしな点や矛盾点に
気付きやすくなりますよね。

なので、投資経験に関係なく、
おいしい話やうまい話が舞い込んできたら、
その発信者が誰であれ疑いから入る
というのは意識して欲しいです。

自分の資産を守る上でも、
そしてあるべき投資家になる上でも、
これは欠かせないスタンスだと思います。

ではまた!


名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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