みずほ銀行員による内部告発【一般社団法人フリードデスク】


みずほ銀行の内部告発が
NHKで放送されました。

どんな内容かというと、
会社からの強制的な命令で
80歳を超えた高齢者に
保険を販売させてたという事。

ついに、
銀行の正体が国民にバレましたね。

80歳の高齢者が保険に加入して
一体なんの意味があるのか・・・


そして、何よりこの放送で
一番衝撃を受けたのが、
「人事評価」についてです。

どうやらみずほ銀行では
外貨建ての保険を販売したら
他の商品の7倍評価されるそうです。

まあこれは、外貨建ての保険の
販売手数料が高いからでしょうね。


よく言われているのは、
一次代理店で1年契約は54%。

5年間の累計では、
90%の手数料が入ってくると
されています。

そりゃ、銀行としては
外貨建ての保険商品を勧めますよね。(笑)


この内情を告発した
銀行員の勇気も凄いけど、
NHKもこれを放送に踏み切った決断がすごい。

最近NHKは受信料に関して
トラブルがありましたが、
見え方が少し変わりましたね。


そして、
この告発からも分かりますが
私も常々言ってきたように、

「銀行員はセールスマン」

ということが明確なものに、
なったのではないでしょうか。

「資産運用をしたいけどよく分からない。
 ちょっと銀行に行って相談してみよ。」


という判断は絶対にダメということを
お分かり頂けたと思います。


セールスマンはお客様の利益より
自分のノルマや会社の売上を
優先する人がとても多いです。

実際、私の運営する
投資コミュニティの生徒の中にも、

「保険を減らそうと相談に行ったら、
 逆に保険が増えてしまった…」


という珍事件を聞きました。


これ、、ヤバくないですか?

保険を減らそうとしている
お客様に対して話をすり替えて
保険を更に買わせる…

これが“彼ら”のやり方。


私もキノコの営業をしていたとき、
自社商品をゴリ押ししたり、
とにかく買ってもらおうと必死でした。。。

当時は上司に詰められる日々で
精神的にも追いやられていたので
売ることに必死だったんですよね。
(それでも売れなかった時には
自分で買いとることも)


もうね、、当時の自分を振り返ると
完全に会社に洗脳されてたなと。

一種のカルト集団ですよ。



そんな経験をしていたので、
彼らの気持ちが分からないでもないんです。

だからこそ、

「銀行は相談場所ではなく
 売り込みされる場所」


という認識を持って、
自分で自分の資産を守る姿勢が必要です。


ちなみに、銀行のバランスシートを見ると
私たちの預けている預金が、
「負債の部」に入っている事がわかります。

これは銀行が私たちの預けているお金を
「借金」として見ているということ。

まあ、つまりは預貯金を使って
資産運用している証拠です。


なので、各銀行は預金者が
今どれくらいのお金を持っているのか
明確に把握しているわけで、

預入金額が大きければ大きいほど、

「この人は投資信託でも、保険でも買う余裕があるな。
 よし、次回来店時に声を掛けてオファーするか!」


という風に、
まさにエサにかかる魚を待っている状態です。


でも一般的には
『銀行親和説』が強く根付いているので
冒頭でお伝えした80歳の方でも
保険に加入する事態に陥ってしまうのです。

保険も、加入条件によっては
資産運用の一つになり得ますが、
全ての人の資産形成を促進する訳ではありません。

なので銀行員に金融商品を紹介された際は
その人の言葉を鵜呑みにするのではなく、
否定的な姿勢できくのがお勧めです。

それでは!


名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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