無期雇用=正社員ではない【一般社団法人フリードデスク】

最近、派遣業界で、
「無期雇用」への転換の動きがあります。

製造業を例に出すと
3ヶ月ないし6ヶ月更新の契約が
多いのですが、それをいかに
無期雇用に持っていくかという点に
政府は力を注いでいます。


で、ここで一つ質問なのですが
「無期雇用」と聞いたとき、
あなたは何を想像しますか?

大抵の方は、
正社員だと答えると思うのですが・・・

実はここが、
派遣業界の闇だったりします。



私の友人に人材系の仕事を
している人がいるのですが、
彼がいうには、

「無期雇用は結局のところ、
 今までの派遣契約とほぼ同じ」


だそうです。

しかも「無期雇用」といっても
契約社員のケースも少なくない
のだそうです。



しかも、
「無期雇用」と聞くと表向きには
契約が永久に切れないような
雰囲気を臭わせますが
実はそんな事はなくて、、、

待っているのは、
派遣先企業から契約を切られたら
自宅待機。

もっと過激になると、
あえてキツイ深夜業務とか
工場作業につかされるそうです。

まぁつまりは、
自ら退職するように
仕向けられるという事。。


人材業界は、
人を商品とするビジネスなだけに
繊細な部分もありますし、
また、こういった方針をとる企業が
あるから政府介入も多い業界なんでしょうね。

経営者がスタッフをスタッフと思わず
「売上」としか見ていないことが、
こういう行動から垣間見えます。


同じ経営者として、
感情的な形で言えば
少しショックではありますが、

一方で理性的に見れば
「人=商品」の業界なので
あっさりな対応になるのも
仕方ない部分もあるのかな
というのが私の意見ですね。


そして、実は、
うちの会社でも3月に1人。

そして6_月までに中途を2人
新しく採用する予定です。


なので、
私はこの人材業界の仕組みを
反面教師にして社員に優しい、
そして社員に愛される会社を
目指したいと思いました。^^


これから入ってくる社員たちから

「いい意味で裏切られました」

みたいな声が飛んでくるような、
そんな経営をしていきたいですね。


新しく入ってくる子たちは
きっと期待も不安もあると思うんです。

大手企業ではないし、
有名な会社でもない。

「本当に、大丈夫なんだろうか?」

と、不安の方が大きいはずなんですよね。


でもね、だからこそ
社員とは家族同然になりたいし
一生を共にする信頼を築きたい。

綺麗事に聞こえるかもですが、
本音でそう思っています。


だから、
花見とか社員旅行とかBBQ、
バースデー企画とかドッキリ企画・・・

ただ仕事するだけじゃなくて
人生を共にする場所として、
私たちと過ごす時間を楽しんでもらえるような
気持ちのいい春風が流れる環境を
作っていきたいですね。

それでは!



名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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