なぜ、企業は電子マネーを作りたがるのか?【一般社団法人フリードデスク】


SUICA、楽天Edy、WAONなど、
各社次々と電子マネーを作っていますが
あなたは持っていますか?

コンビニに行く時には、
財布を持たずにカード一枚で決済できるので
とても便利なツールですよね。


ですが、なぜ企業は、
各社電子マネーを
取り入れているのでしょうか?

初期費用を出してまで、
わざわざ作る必要あるの?
と思う人もいるかもしれませんが・・・

ただ実は、企業が電子マネーを
作りたがるのには、


「ある理由」


があるのです。


それは、

決済データをマーケティングに活用するとか、
会計スピードが速くなるとか、
ポイントの連動が簡単になるとか、

そういった理由をよく聞きますが、
それらの理由はあくまでも
建前だと思っていて、

本当の理由は、

「お客さんから前もってお金を貰えるから」

私はこれだと思っています。


例えば、イオン系列で使える
WAONをあげるなら、ここに
お金をチャージさせておけば、

次回以降も、イオン系列で
お金を使ってもらえる状況を作れるので
売上げアップにつながりますよね。

何よりキャッシュフローが良い。


一見すると、電子マネーって、
お客さんに使いやすい状況を
提供しているかのように見せて、
実は企業の売上げにつながる準備だったのです。

そして、それ以上に
私たちが投資家として
見なければならない点があります。


それが、

「デポジットで前もってもらったお金を、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 企業側は資産運用に使うこともできる」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


という点です。


例えば、スターバックスも、
自店の電子マネーを発行していますが、

会社の決算データによると、
2011年の電子マネー残高は、

19億円

もあったそうです。


かなり大きな金額をスタバは
事前にお客さんから預かっていたわけですね。

この19億円というお金を
銀行に預けておくだけでも
わずかですが利息で増やすことができますし、

何か別の投資先で運用していけば、
さらに大きな利回りで
資産を増やすことができる
ということなのです。


実際のところ、スタバが、
このデポジット分を資産運用に回しているか
その真相はわかりませんが、

私がスタバのオーナーなら、
事前にお客さんから頂いたデポジット分の資金は
早めに利回りの良い案件で運用しますね。


「投資をやるべきベストタイミングは今」

という言葉がありますが、
運用資金は少しでも早く貰ったほうが得ですし、
少しでも早く動かしたほうが得だと
私はそう思っています。

ではまた!

名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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