なぜ、労働時間が減るとストレスが増えるのか?【一般社団法人フリードデスク】


「電通から自殺者」

過酷労働が原因でが電通から自殺者が出た
というニュースが話題になりましたよね。

そのことで、
労働時間を減らすよう、
指示が出る大手企業も多いようです。

それは、従業員にとって
とても良いことだと思っていたのですが、
実は、一概にそうとは言えないそうです。


「労働時間が減るとストレスが増える」そうです。


働く時間が規制されることで、
ストレスを抱える従業員が多発しています。



これ、、意外ですよね。

ストレスを減らすために、
労働時間を減らしたはずなのに、
それが「逆効果」になっているわけです。


ただ、その理由について
詳しく聞いていくうちに納得ができました。


当然ですが、労働時間が減っても、
一人当たりに与えられた業務量や営業ノルマって
変動しないですよね。


今まで1日12時間労働して
ようやく達成できていたノルマを、
8時間で達成しないといけなくなった・・・

これって、営業マンからすれば、
かなり過酷なことだと思います。

正直、鬼ですよ。鬼。



私も、会社員の時には、
毎日外回り営業していましたが、
残業残業で、毎日クタクタでした。
(残業してもしてない事にさせられてましたが!)

でも毎日それが当たり前で、
それでも良いからなんとか達成させよう
という気持ちでやってましたから・・・


だから、それがもし、
「定時内でノルマを達成させろ!」
となったら、きっと発狂してたでしょうね。(笑)

そんなの無理でしょ!ってね。

で、まさに
この私の気持ちと同じ状況を味わっている方が
いるということなんです。

そりゃ、今まで以上にストレス抱えるわな。(苦笑)



会社員が成績を上げるために
必要なこととして基本的には、

「労働時間」と「パフォーマンス」

この2つの要素だと思います。


・どれくらい労働に時間をかけるか?
・どれくらいパフォーマンスを上げるか?



ここで、労働時間に規制が入れば、
当然ですがパフォーマンスを上げるほかありませんよね。


つまり。

新しい人材を採用してマンパワーを上げるか、
それとも、一人あたりのスキルを上げるか。
その二択くらいしかない。


でも、会社が簡単に
従業員を増やすとも思えないし、
個のスキルも簡単に上がるものでもないです。

その結果、ノルマ達成ができずに、
今までよりストレスを抱えてしまうのは、
本末転倒ですよね。


会社側は、過酷労働と指摘されれば、
労働時間だけを減らすような対応しかしませんが
そんな単純なことでは無いんです!

もちろん、上場企業だと、
その行為が株主のご機嫌伺いの一環
であるというのもわかりますが・・・



「国から指摘が入ったから残業をなくす」

そういう一辺倒な対応だと営業マンが
逆にノルマを達成しづらい環境になり、
一層ストレスを抱えるのも無理ありません。


うちの会社でも基本的に残業はしない方針なのですが、
それが仇となって逆に、
詰め込み過ぎなスケジュールになってないか、
ちょっと私も確認しようと思います。

では、また!

PS:
クラブの1周年記念カレンダーを
ラミネートしてみた!
私の元気の源です!^^


名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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