日本人投資家とイギリス人投資家の視点の違い【一般社団法人フリードデスク】


日本人投資家とイギリス人投資家の違い。

それは・・・


「日本人は資産運用」に目がいき、
「イギリス人は資産保全」に目がいく、


という点です。

この2つはとても似た言葉ですが
全く違う意味を持っています。


資産運用はお金を運用して、
「お金を増やすこと」を意味します。

それに対して、資産保全は、
「お金を守ること」を意味するのです。


では、なぜ日本人とイギリス人では
「運用」と「保全」というように、
意識する点が異なるのでしょうか?

その理由には2つあると思っています。


「洗脳」と「教育」です。

日本人は、資産運用を
学校でほとんど学ばなかったのに、
なぜ「資産運用」という言葉が
一般的に普及しているのでしょうか?


それはある種、
金融機関や保険会社の「洗脳」に
あると私は考えています。

テレビCMや新聞などで、
金融機関は資産運用の必要性について
声高に叫び続けていますよね。

その結果、いつの間にか、

「資産運用は大事だ」

と私たちは信じるようになった訳です。

だから金融機関の低い利率の案件でも、
違和感を感じることなく運用する人が、
続々と出てくる事態に陥ってしまうのです。


それに対して、イギリスは、
資産保全の「教育」がなされています。

事実、イギリスの中学校の教科書には、

「自分の資産管理は
 自分が責任を持っておこなう」


と書かれてあるそうです。


そして、そのために、
自身の金融リテラシーを高めるための
情報を小さな頃から収集しているのです。

中学校から金融の科目があることからも、
それはご理解頂けるかと思います。


結果、自分で運用するにしても、
運用をどこかに委託するにしても、
彼らは自分で正しい選択が
できるようになったのです。


一方、日本人はどうでしょうか?

「金融、ファイナンス、投資」
といった授業はほぼありませんよね。

そりゃ、金融リテラシーが
低くなるのも仕方のない話です。


日本人はそこそこ頭もいいですし、
勉強もとても真剣にやります。

それなのに、資産運用が苦手なのは、
金融リテラシーが低いことが原因です。


だからこそ私は、
自分の活動を通して1人でも多く、

「金融力の高い人間」

を増やしていきたいと本気で考えています。


簡単ではないかもしれませんが、
私はこの活動を生涯を通して続けたいし、
必ず、達成したい目標でもあります。

なので、私と共に、
一緒に金融リテラシーを高めていき、
金融力の高い人間になりましょう。

ではまた!

名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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