日本人は保険バカ!【一般社団法人フリードデスク】


というのも一世帯が払い込む、
生命保険料の年間平均が、



”38万5000円”



ということが、
生命保険文化センターの調べで、
明らかになっています。


果たして、この金額は大きいのか小さいのか?

分かりづらいかもしれませんが、
世界の生命保険事情と比較したところ、




「ダントツのトップ加入率」




だそうです。

日本人は、
世界中の2%しか人口がいないのに、
世界の生命保険シェアの20%を
占めていることからも、

「保険好き」

という事がお分かりいただけると思います。


確かに、将来のことを考えたら、
何かしらの「保障」があると、
安心するというのはわかります。

ですが、必要ない人が加入するほど
無駄なことはないですよね。


今現在、既婚者の保険加入率は、
9割を超えたとされています。

つまり、夫婦家庭のほとんどが、
保険に入っているということです。

これは、家族のことを思う気持ち
ということで理解できます。

問題は、そこではありません。


既婚者の9割が保険加入ということは、
今、保険会社が次なるターゲットとして、
狙っている層はどこだかわかりますか?

友人の某外資系保険会社に勤務する
友人に聞いた話なのですが、
実は、新入社員を含めた、



「20代の独身」



が次のターゲットだそうです。


この事実を聞いた時、
私は結構衝撃を受けましたね。

だって新入社員って、22歳、23歳の子ですよ。

その子らが、生命保険に入るって、

「それ、要らないじゃん!」

というのが私と友人の間で
合致した意見でした。


確かに、早い段階で加入すれば、
保険料は安くなりますが、

保険会社のセールストークに乗ってしまい、
毎月数万円の保険料を払うというのは、
ちょっと勿体無いですね。




こういう時、

「20代はわからない事が
多いから仕方ない」




とフォローされる方もいると思いますが、
私はそれは違うと思います。


「わからない」というのは、言い換えると、
「面倒くさい」だと私は捉えています。



保険のことがわからないから、
営業マンのポジショントークに乗るのではなく、



「調べるのが面倒くさいし、
営業マンの言っていることも
正しいから加入する」




というのが本当の所ではないでしょうか。


保険は見直しができるのでまだいいですが、
「わからない(面倒くさい)」から「調べない」
というのは、自分が損をしてしまいます。

それは、資産運用の世界でも同じで、
この世界もわからない事は多くあるはずです。

ただ、だからと言って、
わからないから何もしない、
ではいけません。


むしろ、そういう方に限って、
たまたま貰った投資話に乗っかり、
調べる事なく相手の情報を頼りに
投資してしまうものです。

その結末は見えているわけで、
やはり、保険にしても、投資にしても、
まずは泥臭く自分で調べた方が良いです。


過去に学校教育で金融を
学んでこなかったからこそ、
それを自覚して我々投資家は
行動すべきだと思います。



ではまた!


名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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