ピコ太郎は一発屋ではない【一般社団法人フリードデスク】

PPAPで一世を風靡したピコ太郎さんですが、


「どうせよくいる一発屋でしょ?」

と思っている方も多いと思います。

でも、私はそうは思っていません。
彼が他の一発屋と大きく異なる点が
少なくとも二つあるからです。


一つ目は「トークができる」という点。

奇抜な色物芸で瞬間的に売れても、
トークができないために芸能界に
居場所がなくなる人はたくさんいます。


しかし、彼は元々ボキャブラ(テレビ番組)時代から、
芸人さん達から「楽屋でのトークが面白い」と評判でした。


実際、様々な番組にゲスト出演されていますが、
トークが上手なのはもちろん、自分のポジション取りや
自己主張のさじ加減が非常に上手である事がわかります。




そして、、、




他の一発屋芸人さんと一番違うのは、
「ピコ太郎」というキャラクターを
わかりやすくペルソナ化している点です。


あくまで「ピコ太郎」はリズム歌芸人であり、
古坂大魔王は「ピコ太郎のプロデューサー」である。


こういう見せ方をすることで、
流行りもののピコ太郎はあきられても、
古坂大魔王としてはすぐに飽きられにくい・・・


そういう意図を感じます。


これ、やるとやらないでは大違いですよ。

せっかくたくさんの番組に出演して
スタッフさんと繋がりができたとしても、
「旬の過ぎた使いにくい芸人」になってしまっては、
キャスティングされるのは難しいですから。


番組を制作する側も、


「飽きられたピコ太郎はもう出したくないけど、
トークができる古坂大魔王なら使いたい」

という事になります。

彼が本当にそこまで考えているかはわかりませんが、
でも、普通にロジカルな思考で考えれば、
かなり賢いプロデュース方法だと思いませんか?


他の一発屋芸人がやっていない、
”彼だけが”やっている事です。



こんな風に、


「周りは誰もやっていないけど、
 自分には根拠があるからやる」



という姿勢は、非常に利口な生き方だと思います。

普通は周囲の意見に流されて、
自分で考えることをしません。



国民の80%以上の人が貯金しかしてない中、
投資や資産運用をするというのも、
良い意味で”浮いた行動”だと思います。


某大手銀行がとったアンケートによると、
2016年の時点で投資の必要性を感じている人は
全体の「3割以下」だったそうです。

残念な事に、国民の7割がまだ、
「投資や資産運用は自分に必要ない」
と思っています。




でも私は、






「本当はこのままじゃヤバイ事に
 気づいているんじゃないかな?」






って思っています。


気づいていて、気づいてないふりを
しているんじゃないか、と。


生涯経費に対する生涯年収は
完全にショートしてるはずなのに。

年金の受給開始金額も上がり、
もらえる金額も減るとわかっているのに。

なぜかみんな、

「きっと大丈夫!」

と思っている。

「ねぇねぇ。将来のために資産運用とかしてる?」
「投資とかやった事ある?」
「ないない。危ないじゃん。貯金が一番!」

こんな会話を繰り返すことで、
互いが互いを安心させあっている感じがします。

頭の中では「ヤバイ」と気づいているのに。

言うまでもなく「お金の問題」は、
人生において最も重要なテーマの一つです。



アマゾンでお買い物をするのとはわけが違いますから、
間違っても周囲の声やレビューなんかで
自分がどうすべきかを決めるべきでは
ないと思います。

資産運用、やった方がいいんだけどなー。



名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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