テスラCEOが送った上司無視メール【一般社団法人フリードデスク】

テスラCEOが送った上司無視メール


テスラモーターズのCEOの
イーロンマスクは全社員に
このようなメールを送ったそうです。


「企業内で情報がどのように流れるべきか
 について2つの考え方があります。
 1つは指揮命令統に従う方法。
 もう一つは自己判断で動く方法。」



特に日本の大企業は、
イーロンマスクの言う一つ目の
「指揮命令統に従う」流れで
情報を流し受け取る
仕組みが多いですよね。

まずは、担当上司にお伺いする。

それでも解決しなければ、
担当上司が上の役職の人にお伺いをたてる。

このような流れで、
役職順にお伺いをたてる
というのが日本企業のよくある
情報流通網だと思います。



実際、私も会社員だったころ。

特に新入社員で入ったキノコの会社は
割と社会的にも有名なところでしたので
完全な、縦割り情報網でしたね。(笑)


私がある月の営業成績が
どうしても達成できないときに、
まず報告するのは部署の担当上司で、

もし、このときに
いきなり社長に報告していた日には、
面白い事件になっていたでしょうね。(笑)




ですが、それに対して
イーロンマスクが唱えているのは、

「自己判断で情報を流し受け取る」

というものです。

例えば緊急対応を要するものがあれば
直に社長にお伺いを立てろ、というもの。

イーロンマスクの言葉を借りると、
「従来の指揮命令統に沿って情報が流れると
 どうしても情報展開が遅れてしまう」
ということです。


実際そうですよね。

仮に、社運をかける
大きなプロジェクトに取り組んでいたとして
あるトラブルが発生したとしても、

「現場→先輩→担当上司→部長→担当取締役→社長」

という風に、段階を踏んで
情報が社長の耳に入ってきます。


ですが、このとき、
自己判断で重大だと感じたら、

「現場→社長」

という情報の流れが実現できれば
それだけで対処スピードは大幅に上がり
問題解決を効率化できる訳です。


そういった意味でいうと、
会社内の仕組み作りの一つとして、
情報網の流れの見直しも大切だと
わかりますよね。

これから会社を拡大していく
うちとしても、イーロンマスクの言葉は
とても沁みました。

社員からしてみたら
いきなりは相談しづらいかもしれませんが、
雰囲気を作って重要なことは、
直接私に報告できるような風土作りを
取り入れたいと感じた次第です。


仕事の仕方や仕事の効率化とともに、
情報の流れについても事業をされている方は、
意識するべきですね。

それでは、また!



名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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