『泊まれる本屋さん』って知ってます?【一般社団法人フリードデスク】


都心をメインに今、
『泊まれる本屋さん』
というのが注目されているそうです。

今まで見た事のないコンセプトなので
なんか、面白そうですけど、、

別に、あえてココに宿泊しようとは
思わないですよね。(笑)


本は本屋さん、宿泊はホテルだと思うので
経営は結構キビシイんじゃないかなと。

でも、実際は全然違うようです。

泊まれる本屋さんの客室稼働率は、
なんと「年間9割越え」なんだそうです。


観光庁がいうには、
客室稼働率の全体平均が62%。

なのでそれと比較すると
かなり高い稼働をしていますよね。

これ、不動産やっている人間からすると
ビビる数字だと思います。


ホテルだと分かりづらいですが、
不動産物件という観点で見ると
年間9割稼働がどれだけ凄いことか…

不動産業界でよくある事ですが
非公開物件やら二つとない物件を見せられ
何としても買いたい・・・

という「買いたい病」の人が
利回りの高い物件を購入できて
喜んでいるのもつかの間、

“物件の半分近くが空室状態”
というのはよくある話です。


そう考えると、
この『泊まれる本屋さん』は
かなり凄いですよね。

では、なんでここまで大きな反応を取れたのか?

それは、「ターゲット選定」にあると思っています。

どうやらこの泊まれる本屋さんの
宿泊客の9割以上は“インバウンド”なんだそうです。

つまり、私たちが興味を持たなくても
訪日客の人が「思い出」のために泊まる訳です。


確かに普段、倹約家の人であっても
海外旅行になると財布の紐が緩くなるというか、
あえて変わり種のものにお金を使うものですよね。

そういった顧客心理を狙って、
この泊まれる本屋さんは成功したのだと思います。


そして、ここから学べることとして

不動産物件についてもターゲット選定を行い
そのターゲットに効果的な造り、構造、デザインを
施すことが大事だということです。

ビジネスだけではなく投資の世界でも
「誰に」対して「何を」提供するのか?

という視点を大切にするべきということですね。


それでは、また。



名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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