幼稚園児が金融を学んだ結果【一般社団法人フリードデスク】

私自身、口酸っぱく言い続けていますが、

「日本は金融教育が圧倒的に足りない」

という指摘を多くの人がしています。

実際、日本での金融教育は、
大学の選択科目程度しかありません。

なので、その結果、
日本人投資家は国民全体の
2割程度しかいない状態です。


では、そもそも論ですが、
なぜ金融教育が投資を行う上で
大切だと言えるのでしょうか?

日本と香港を比較してみると、
その答えが見えて来ます。


日本は先ほどもお伝えした通りで、
大学の選択科目程度でしか
金融の教育がありません。

ただ、それに対して
香港はどうかというと、実は、
「幼稚園」時から金融の教育が
なされています。


例えば、幼稚園の授業の一つに、
株価の授業があり小さいながらも、
株価の変動が見れるそうです。

その結果もあり香港人の平均年収は、
260万円程度で日本の半分なのですが、

定年退職時1億円以上の資産家は、
日本で10人に1人に対して、
香港では6人に1人という割合になっています。


香港人の平均収入が日本人の半分なのに、
資産を倍近くに増やしているということは、

「香港人は4倍以上の
 スピードで資産を増やしている」


ということがわかりますよね。


つまり、
金融の教育を小さい頃から行うことで

「資産構築を効果的に行うスキルが身につく」

ということが読み取れます。


このことからも、
小さい頃から金融教育に力を入れることが
資産運用をする上で大切だと言えます。

教育現場で働く教師の教科書とも言える
学習指導要領では「生きる力を育もう」
なんて事が書かれていますが、

「金融力」こそ本当に子供たちに必要な
「生きる力」だと私は思います。

お金を稼いで、増やして、
守る方法をなぜ教えないのか、
不思議でなりません。


周囲の人間が金融について学んでいないと、
ついつい「自分も学ばなくても問題ない」
なんて思ってしまいがちです。

ですので、
比較するならぜひもっとマクロな
視点で比較してみると良いでしょう。

金融力があるかどうか、
日本人以外の人と比べてみるのです。


十中八九、ボロ負けしている
事実に気づくはずです。

そうすれば投資や資産運用など、
金融についての学習を自らおこない、
金融リテラシーを高める事の重要性が
理解できると思います。

少し大げさに聞こえるかもしれませんが、

「誰を比較対象にするか?」


というのは資本主義社会に
生きる我々一般人にとって
非常に重要な考え方です。

だって、隣でのんきにしてる人は
沈みゆく船に乗っている事に気付かない
鈍感な人かもしれないのですから。


ほとんど金融について知らない
金融力ゼロの人間と比較するか?

それとも幼稚園から金融に
触れている玄人と比較するか?

ぜひ、比較する対象を
見直してみて下さい。

ではまた!

名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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