オーストラリアで現金決済が不可に。【一般社団法人フリードデスク】

オーストラリアで新しい試みが
来年からスタートするそうです。

というのも82万円を超える場合は
現金決済が不可になるそうなんです。


つまり、車とか家とか
そういった高額な商品を買う場合は
現金では買えなくなるということ。

なので小切手やクレジットカードなど
また電子決済で支払うことになるわけですね。

国を挙げてこうして
キャッシュレス化を促進させる動きは
オーストラリアが初なんじゃないかな。

ちょっと面白いですよね。

キャッシュレス推進国家として
来年から面白いデータが見えそうで
楽しみです。


私の中ではこの
「キャッシュレス化」というのは
一つの革命だと思っていまして、

これまで人類は物々交換をして
価値をお互いに交換していましたよね。

例えば、

・魚と肉
・金と衣類
・現金と肉

みたいな形です。


今の日本だって、紙幣や硬貨と
商品やサービスを交換している点をみると
未だに物々交換をしていると言えます。


これが、今後は少しずつ

・仮想と肉

みたいな形で
「目に見える価値」と「目に見えない価値」の
交換に切り替わっていくんでしょう。

実際、私も最近はコンビニに行くときなんかは
財布すら持たずSuicaだけ持って行ってますからね。

本当、楽になりました。^^


それで、この「目に見えないもの」に対して
私たちが価値を感じ交換を始めたことが
一つの進化であり革命だと思っているんですね。


そしてこうした社会変化をみると
世の中が少しずつ実体ではなくて、
「仮想」に価値を感じ始め
人類の価値基準の変化が起きている
と感じています。


私はよく昼休憩とか朝の出勤前とかに
会社近くのスタバに寄るのですが
このスタバも実は「仮想」を価値にしている
一つの企業だと思うんですよね。


というのも、スタバのHPを見ると

「my Home, my Starbucks」

という理念が書いてあるのですが、

これは、
「スターバックスを自分のおうちに。」
という意味合いで、

もっと詳しく言うと、
“家ではなく会社でもなく3つ目の居場所”
というサードプレイスを提案しているわけです。


つまり、スタバはコーヒーを主軸に置くのではなく
目に目ない“雰囲気”や“空間”や“居場所”といった
実体のないものを提供しているということです。


実際スタバって物凄いコーヒーが美味しいから
たくさんの人が集まるというよりも、

長居できるし、良い心地の良い空間だから
毎回寄ってしまうという人が多いと思うんです。

コーヒーはあくまでもおまけ的発想で、
メインは目に見えない空間を求めて
スタバに集まる人が多いはずなんですよね。


そして、
これがスタバが目に見えない価値を提供し
事業で成功をおさめた良い例だと思います。

あとは最近で言えば
『オンラインサロン』ですかね。

ホリエモンとかキングコングの西野さんとかが
やっているサロンも目に見えないものをサービスとして
提供する形の一つだと思います。

もちろん、サロンに入って
学びや知識、起業家の思考などが手に入るでしょう。

ですが何よりも
「有名人と近い距離で接点を持てる」
というのが一番のウリになっているかと。



人類は、今まで所有することで
価値を感じ幸福感を得てきました。

ですがインフラの整った日本では特に、
モノは持っているしそこに特別な価値を感じづらくなった
現状が少なからずあります。

だからこそ今後は
「いかに顧客に手に持たせないモノで価値を与えるか?」
という点が商機になるんじゃないかと私は思っています。

ではまた!



名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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