200円で20分サービスを受けました。【一般社団法人フリードデスク】

200円で20分サービスを受けました。

早くて少しびっくりしましたが、
本当に20分で来てくれるもんですね。


ドミノピザが新しく始めた企画で
200円を追加すれば20分以内に
ピザを宅配してくれるというもの。

仕事が少し遅くなったので、
社員のみんなと注文しよっかー
という話になりまして。(笑)

で、実際に注文をしてみたら
15分後にはピザを届けてくれました。


宅配ピザって注文してから
1時間かかったりするところもあるので
とても便利なサービスですよね。

詳しくはわかりませんが、
焼き上げに5分くらいかな。

で、諸々やって8~10分くらいかかるとすると
5~10分で宅配しないといけないんですよね。

今はまだこのサービスを利用する人が
あまり多くないからいいのでしょうが、
今後増えてきたら20分で宅配は
厳しい気がするんですが。(笑)


でも、それくらい
最近の宅配が5分10分を競わないと
お客が他社に取られてしまう
ということなんでしょうね。

美味しいだけじゃなく、
宅配だけでもなく、
スピードも重要になってくる

となると、
なんだか大変ですよね。。

今後のビジネスは
『付加価値の付け合い合戦』
になりそうな印象を受けました。

美味しさ、宅配、スピードときたら
そのうち、量や価格を大きくいじってくる
業者も出てくるかもしれませんね。


でも、それだけ今の日本が
物に溢れていて他との差別化が
しづらくなっている証拠です。

・美味しさだけではダメ
・宅配するだけでもダメ
・スピードだけでもダメ


というように、
1つ2つの特徴だけでは
ビジネスが追いつかなくなってきている
というわけです。


総務省の統計によると
今、日本には全国には
「170万社近くの法人」
があるとされています

もちろんこの中には、
ペーパーカンパニーもあるでしょうけど、

日本人口が1億3000万人近く
というところを見れば、
10人に1人が事業をやっている
という数字です。

かなり大雑把ですが、
10人に1人がライバルと考えると
敵が多すぎですよね。(笑)


そりゃ、1つのウリだけでは
ビジネスが盛り上がらないわけです。

飲食店だから美味しい料理を出せばいい
というのは通用しなくなっているということ。

宅配もできて素早い提供ができて
なおかつ美味しい料理。

ここまでやって初めて
他社と勝負ができるという状況です。


そう考えると今の日本って
ビジネスの継続が難しいわけです。

会社の生存率が
「30年で0.025%以下」
というのはこういうところに
原因があるのでしょう。

だからこそ、
シャープや東芝のような大企業でも
リストラをしないといけない状況に
追い込まれるわけです。


経営する側は
このように状況が追い込まれている訳で
働く側の人間もその事実に、
もっと敏感になるべきです。

「大企業だから安定」
「一部上場だから将来が約束されている」

というのは、もはや過去の話。


経営する側にとって、
大きな固定費の一つが、
人件費です。

商品品質を下げられない。
開発資金も下げられない。

となったら、
最初にテコ入れされるのが
人件費になるのは当然の流れです。


ですので、
「どこに勤めているとか」
「何年勤めているとか」


そういった、
今まで価値とされてきたことは
価値ではなくなる可能性が高いことを
今一度認識する必要があると思います。

資源やテクノロジーが普及した今、
経営が難しい時代に突入しました。

その事実をちゃんと認識し、
働き手も自分自身の本当の安定
について考えてみるといいのかもしれません。


ではまた!



名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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