女子大生がCanonの経営方針を変えさせた。【一般社団法人フリードデスク】

スマホの台頭により
今カメラ市場の売上が
かなり落ちてきています。

一眼、デジカメ共に、
ピーク時の5分の1までに
売上が下がっているようです。

最近のスマホは
一眼並みに画質がいいですから
この結果は当然といえば、
当然かもしれませんね。


たまに私も会社の人間で
iPhoneXを持っている人がいるんですが、
彼に写真をとってもらうと、
マジで綺麗ですからね。(笑)

「これ、一眼と同じじゃん!」
ってレベルですよ。

なので、カメラ市場の縮小は
私もなんとなく理解できます。



ただ、そんな中で
1つだけ前年比売上が
103%になっているカメラが
あるみたいです。

「ミラーレスカメラ」をご存知ですか?


これ、一言で言うと、
一眼並みに高画質なのに、
女性のカバンに入るくらい
コンパクトなカメラです。

各社、このミラーレスカメラに限っては
売上を軒並み上げているそうなんです。

ただカメラ業界トップのキャノンは
今まで一眼やデジカメは1位を独占してましたが
ミラーレスに限ってはその座を
他者に奪われてしまいました。

今まで力を入れてきた
一眼やデジカメに誇りを持っていて
そこに注力しすぎたことが、
原因にあると言われています。


ですが、昨今のカメラ業界の変動で
キャノンもミラーレスに本格参入するそうです。

そしてカメラ業界の巨人キャノンに、
そう決断させた一番大きな要因が、

「女子大生」

にあるとのこと。


今、女子大生や女子校生の間で
人気なSNSインスタはご存知だと思います。

流行語にもなった、
「インスタ映え対策」として、
キャノンはミラーレスに力を入れるそうなんです。


今、彼女らが撮影機材として
使用しているものの多くはスマホ以外に
カバンにしまいやすく高画質な
ミラーレスカメラなんですね。

で、キャノンはここに目をつけて、
今までの経営方針をガラッと変えて、
これからはインスタ映えを主軸に置いたカメラ
を作っていくとのこと。


要するに、
「インスタありきのカメラ」
ということですね。(笑)

確かに、私も時々気分転換で
カフェとかで仕事したりしますが、
スタバなんかに行くと、

カメラを持って写真を撮っている子。
結構見かけますからね。^^


カメラ女子っていうんでしょうか。(笑)
本当によく見かけます。

なので、
インスタありきのカメラ
というのも需要あるんだろうな
と私も個人的に思っています。


大手で、過去の実績もある、信頼度も高い。

そんなキャノンでさえ、
自社の自信作ではなくて、
社会情勢を中心軸において、
事業展開する流れなんですね。

今までもそうでしたでしょうが
これからはより一層、
消費者の趣味嗜好の変動に合わせた
商品開発が求められるだなと感じました。


私も会社員時代、
キノコの営業マンをしていて、
商品開発部とも連携していたのですが、

1つの新しい商品を世に出すのに、
かなりの時間と研究労力が求められるんですよね。

なので、
これだけ時代の変化が激しい今。

1つの商品の寿命が短いわけですから、
こだわりある商品だとしても、
捨てる覚悟が必要なんだなと思わされました。


それでは、また!


名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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