83万円は高いでしょ【一般社団法人フリードデスク】

もし私が、


「2ヶ月間英語をマンツーマンで教えるので
レッスン料83万2550円下さい」



と言ったら、

あなたはその価格を高いと感じるでしょうか?
それとも安いと感じるでしょうか?
(ちなみにこれは指導料なので教材費は別途かかります)



まぁ、当然これだけだと高いですよね。



じゃあ、、、


「2ヶ月以内にTOEIC900点を目指します。
もし結果が伴わなければ、開始から
30日以内であれば全額返金します」



という約束があったらどうですか?

最初よりは条件が良くなったけど、
それでも高い印象は強いと思います。


もう気づいているかもしれませんが、
これはライザップが仕掛けている
『ライザップイングリッシュ』
という商品の売り文句なんです。


中でも一番高い、
TOEICスコアアップコースの
プレミアムプランの金額ですね。

ちなみに受講期間は6ヶ月、
レッスンは1回50分の全48回
という構成になっています。



では、もう一度聞きます。



ライザップの全額返金保証付きで、
2ヶ月間英語をマンツーマンで教えてもらうのに、
レッスン料83万2550円を支払うのは
高いでしょうか。

安いでしょうか。

恐らくこれでも「高い」と感じる人もいるでしょう。


でも、
英語が何一つ話せない私が教える英語レッスンと、
ライザップがプロデュースする英語レッスンでは、
商品内容は全く一緒でも印象が全く違いますよね。


会社としての「信用力」も、
英語の指導者としての「実績」も、
私とライザップでは全然違いますから、
当然の結果だと思います。


要するに、「期待値」の問題なんです。


「十中八九こういう結果がでる」
「確実ではないけどある程度のリターンがあるだろう」


という事がわかっていれば、
83万円でも払う人は払います。



みんな、「期待値」にお金をかけているのです。



そういう意味では誰もが気づかないうちに
投資家と同じ事をしてるんじゃないでしょうか。

資金を投じた見返りが「利益」なのか、
それとも「英語の上達」や「ムキムキの体」
という「結果」なのか、それだけの違いです。


ライザップイングリッシュに興味がある人は、
きっと入会する前に色々と調べるはずです。

・どんな保証(約束)があるのか
・指導者の実力はどの程度か
・すでに同じコースで成果を出した人はいるか
・どういうサポートがうけられるのか etc


投資案件のデューデリ(投資対象の詳細調査)も
面白いぐらい似た事をするんですよね。

為替取引ならトラックレコード(過去の運用成績)を確認したり、
動産取引なら担保の契約書を巻いたり、
不動産なら物件の調査を徹底的にやります。


高い店で外食をする時も、服を買う時も、
車を買う時も、家を買う時も、
その金額を支払う価値があるのかどうか、
徹底的に調べるはずです。
(たまに衝動買いもあるかもしれませんが 笑)

そして最後には、「支払う価値がある」と
判断したものにお金を投資します。




「期待値」を見定め、「可能性」を信じてお金を投じる。




誰もが投資の疑似体験をしているはずなのに、
いざ投資を始めるとなると腰がひけるのは、
まぁ不思議ですが、仕方ないですよね。

そういう自分も最初はビビっていたので(笑)



「自分は今何に投資しようとしているんだろう?」



こうやって自問自答を続けていれば、
少しずつストッパーが外れていって、
投資家脳に変わっていくんじゃないでしょうか。


それではまた。



名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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