うまい棒が30年以上「10円」を維持できる理由【一般社団法人フリードデスク】


安倍政権に代わってから、
為替は円安へ大きく進展しました。


最大で一時期、
1ドル120円台に到達した程です。


とはいえ、「円安ドル高」と言われても、
私たち消費者にどのように関わってくるのか、
意識しないとあまりわかりませんよね。



ですが、実は私たちも
円安の影響をモロに受けています。

たとえば、コンビニで売っている、
バニラアイスの「スーパーカップ」。

2014年までは1個120円だったのが、
2015年から130円に値上がりしています。

他にも、明治製品は一様に、
8.3〜10.5%の値上げが
なされています。


「でも、うまい棒は今でも変わらず10円ですよ!」


こういう声も聞きます。

はい、その通りうまい棒は
30年以上ずーっと10円を
キープしています。

でも、内容量をよく見てください。



昔より確実に減っています。



円安の影響が「価格」ではなく、
「容量」に現れているんです。

このように、円安の脅威は、
私たちの生活にも確実に影響を
与えているということです。


お給料が上がらずに物価だけ上がれば、
当然ですが手取り収入が減りますよね。

ですので、
円安やドル高など為替については、





「自分とは関係ない」





なんてことは無いのです。

私たち一般市民はもっとこの国の
経済やお金の流れの変化に
注目すべきと私は思っています。



例えば、「黒田バズーカ」。



ご存知の通り2013年から、
日銀総裁の黒田氏によって実施された
金融緩和政策の代名詞です。

毎年バンバン紙幣を刷っているせいで、
円自体の価値はどんどん下がっています。

このように、通貨の価値は
極めて流動的なものです。




だから私は、








「全個人資産に対する現金の保有率を
できる限り低く保つ」








ということを心がけています。

不動産、株、金融商品など・・・
複数の資産へ分散させることで、
資産の安全性を高めているんです。

ただ現状は、日本人単体で見ると、
預貯金に資産を置いている割合が非常に高いです。


日銀が発表しているデータによると、
その割合は、





「約52%」





と言われています。
このデータからも、
私たち日本人は「円」を信用し、
現金で資産を保有している人が
多いことがわかりますよね。

ですが、世界に目を向ければ、
それは決して「常識」ではありません。

たとえば、アメリカを見てみると、
47%程の国民が株や投資信託などへ、
資産を投下している現状があるのです。



これまでの日本の教育や社会において、
「貯金は善で、投資は悪」
といった見方がされてきました。



ですが、将来のことを考えると、
このような従来の常識を疑うことが大切です。



それでは!

名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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