最年少の野菜ソムリエが凄い【一般社団法人フリードデスク】


去年、どこかのテレビ番組で、
「最年少の野菜ソムリエ」
という人物を発見しました。


9歳で野菜ソムリエの資格を
取得したという少年がテレビで
取り上げられていたのです。


企画としては、
一般の奥様との対決もので、




「スーパーに売っている野菜の内、
どれが食べごろかを
ピンポイントで当てる」


というものでした。



当時中3位だったと思いますが、
これがまぁことごとくその少年が
勝ってしまうわけです。

連戦連勝。

ご覧になった方はわかると思うのですが、
その少年と奥様方で、圧倒的に
違う点があるんですよ。




「知識量」と「分析する角度の多さ」です。




野菜ソムリエの資格を持ってるんだから、
知識くらいあって当たり前だろ、
と言われればそれまでなんですが。


でも、凄いんです。


形、色、固さ、ハリ、繊維の入り方、など、
「なぜ、その野菜が今食べごろなのか?」を
極めてロジカルに説明してました。



完全にプロです。



世の中に浸透している、
食べごろの野菜の見極め方って、
意外と間違いが多かったです。




同時に、

「多面的に見る事の重要性」




を、若干16歳の少年から学びました。


野菜好きな純朴な少年の話の後に
話す話題ではないかもしれませんが、
「投資案件」も同じです。



・その運用先はどういう理由でお金を集めるのか?
・どういうロジックで利益が生まれるのか?
・継続性はどの程度あるのか?
・担保は確実に抑えられるような契約内容か?





などなど、
運用先にお金を振り込む前に
チェックすべきポイントは、
確実に野菜よりも多いです。


それと、最近痛感しているのが、


「投資案件を見る事は、人を見る事に等しい」


という事です。


私達投資家は、
投資案件を見極めるのが仕事です。


でも、実は、

「人を見る目があるか」

を試されているんだな、と。


どんなに運用先の人間が善人でも、
投資ですから、こける時はこけます。

どんなに凄腕のトレーダーでも、
弱点は必ずあります。

運用先のヒューマンエラーは
防ぎようがないですし、
全てのリスクを潰す事は不可能です。

だからこそ、
案件の見極めと同じくらい、
「人間」の見極めが必要なんですよね。


私自身、投資家としてのキャリアは
まだそこまで長いわけではありません。

そんな私でも、少なくても、
200件以上の投資案件を見てきました。



結論。

投資案件も、運用先の人間も
完璧なものは何一つとしてなかったです。
(限りなく完璧に近いものはありますが、
リスクはゼロにはできません)



だからこそ、
リスクの芽を一つでも多く事前に潰す事、
トラブルが起きた時にどうにでも
対応できる盤石な状態にしておく事。

それが大事だと、最近改めて痛感しました。



自分一人でも、多面的に見る。

さらに、それを複数人で実践する。



こういう泥臭い作業を
繰り返すしかないんでしょうね。

私事ですが、ここ数ヶ月で
だいぶタフになった気がします。

本当はもっと具体的な話をしたいのですが、
記事ではお話できないのが歯がゆいです。

聞きたい人はいつかそのうち
セミナーにでも来てください。


野菜ソムリエを取るのは難しそうですが、
「お肉ソムリエ」とかあれば、
やってみようかな・・・。

ではまた(笑)。

名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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