中川家のお二人、シビれます【一般社団法人フリードデスク】

なんともほっこりする話を聞いてしまいました。


吉本興業のお笑いコンビ中川家さんが
ライブ中に泣き出した赤ちゃんとその父親に対し、



「驚くような神対応」



をしたそうです。



漫才の途中で泣き出した赤ちゃんの泣き声は
お二人の声がかき消されるほどギャンギャン
ホール内に響き渡っていたそうで。


二人も当事者の親も、他のお客さんも
全員が気まずい空気の中にいました。


で、空気に耐え切れず気を使った父親が
赤ちゃんを連れて席を立とうとしたところ、
弟の礼二さんが父親にこう言ったそうです。




「出て行かなくていい。
そんな良い席なのに。
赤ちゃんは泣くのが仕事ですから」





しびれますね。


さすがベテランの漫才師さんです。


パチンコの営業、地方のスーパーの屋上、
道端の路上ライブ、M-1グランプリ、
そして今回のようなイレギュラーなライブ・・・

あらゆる現場をくぐり抜けてきたからこそ、
どんな状況下でも動揺する事なく、
冷静に対応する事ができるんですね。


まさに「プロ」です。


ちなみに、礼二さんが声をかけたあとすぐ、
兄の剛さんが「ワンワン!」「ごろにゃー」と
犬やネコの鳴き真似をしたところ、

赤ちゃんはすっと泣き止み、
会場内は笑いで包まれたそうです(笑)


今回のような漫才にかかわらず、
何かあった時にとにかく
ビクビクする人っていますよね。


投資や資産運用を始めたばかりの
投資ビギナーには特に多いように思います。


「リスク」にビクビクする人が多いです。


でも、忘れちゃいけません。


どんなにデューデリ(投資対象の詳細調査)を
しっかりやったとしても、
投資には常にリスクが伴います。

エビデンス(証拠)も確認して、
トラックレコード(過去の運用成績)も確認して、
リスクファクター(リスク要因)もクリアして、
担保も押さえて・・・


「これでもう負けることはない!」


と、周到な準備をしたとしても、
損をする確率はゼロではありません。


そもそもリスクがつきものの投資で


「勝ち続けよう」


なんて思ってはいけないですし、
損が出るたびに落ち込んでもいけません。

感情を忘れたロボットのように
常にフラットな気持ちでいる事が大事です。


負け 勝ち 負け 負け 負け 勝ち・・・


こんな風に、負けや勝ちを繰り返して、
年間のトータルで資産が
増えていればそれでいいのです。

かの有名な投資家ウォーレンバフェットさんも
純資産を8兆円以上にまで増やす事ができたのは、
毎年トータルで勝ち続けたからです。



「あっちの案件で損失が出ても、
こっちの案件でまかなえればいい。」

「この案件は利回り落ちてきてるな。
そろそろ辞めどきか」

「今回の案件はポンジスキームだったのか。
まだまだ投資家としての目利き力が足りないな。
どこをチェックできてなかったんだろう」




こういう姿勢こそ、投資家のあるべき姿だと思います。


損が出るたびにあたふたしたり、
何かあった時に仲介者や運用先を責めるのは、
気持ちはわかりますが、投資家としては二流です。

自分の人生や自分の選択の責任を
背負う覚悟がないのですから。

何が起きても「想定内」と涼しい顔をして、
投資家としても人間としてもカッコよく生きていきたい。

中川家のお二人の男らしい話を聞いて、
そんな風に感じたのでした。

名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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