日本って、内紛の激しい途上国と同じじゃん【一般社団法人フリードデスク】


「今年あなたはお金をどのように使うか?」

という聞き取り調査が行われました。

その結果は、
『55.3%は節約。35%は貯蓄』
という状況だったそうです。


一般的な人たちがお金をどう使うか、
私の予測としては貯蓄が一位だと思ってましたが
最近は、節約ブームなんですね。

「お金を何に使うか?」よりも
「お金をいかに使わないようにするか?」

に日本人の目が向いている証拠ですね。


この心理はとても面白いと思います。

「なぜお金を使わないか?」ということを
また調べたら面白い結果が得られそうです。

そしてこの点について、
少しだけ難しくなりますが、
VIX指数(恐怖指数)を絡めると
答えが導き出せると思っています。


ご存知ない方のために説明すると
VIX指数(恐怖指数)とは数値が高ければ
該当市場の先行き不透明とされるものです。

例えば、最近の仮想通貨市場は
毎日相場の動きが激しいですよね。 

暴騰と暴落を繰り返すと
ボラティリティが激しくなり
VIX指数は高くなります。

ちなみに今の仮想通貨市場は
株式市場などよりも圧倒的に高いです。


で、今の日本が抱える問題として
「将来不安」というものがあります。

例えば、

・年金が破綻するんじゃないか?
・社会保障はちゃんと稼働するのか?
・今の貯蓄でこと足りるのか?


など不安要素は沢山あります。

このような状況下にある日本は
戦争のない先進国なので
安全な国と言われている一方で、

国民のVIX指数は案外、
途上国並みに高いのでは
と私は予測しています。


「日本は安全な国です」

と政府から根拠なき教えを受けて育ったものの 
実際に生活し将来を見据えたとき、
どこか矛盾を感じる人が多いのだと思います。

そしてその結果が、
お金の使い道に
出ているのではないでしょうか。


VIX指数が高い市場は予測が難しいので
一般的には避けられがちなのですが
一部の人たちは積極的に参入します。

それはウォールストリートのプロの投資家です。

プロの彼らはボラリティの激しい市場で
利益をガッツリと取りに行くスタイルなわけです。

なので、ウォールストリートの投資家たちは今、
市場転換で株式市場から仮想通貨に移行する
という声も出ています。


そしてその逆の動きを
するのが投資知識のない人たち。 

彼らは市場教育を受けていないので
基本的に不透明市場には参入したがりません。


こういった視点で見ると、
一つの捉え方によっては、
今の日本人がお金を節約するのは、
日本という将来不透明な国に対しての
姿勢の投影と見れるのかもしれません。

日本人の多くが今の日本に対して
消極的に感じていることが
今回のお金の使い方で
見えたような気がしています。

それでは、また!


名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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