ポテトチップスで会社をクビ【一般社団法人フリードデスク】

ポテチで会社をクビになった
会社員がいるそうです。

どういう事かというと、
ポテチの袋にGPS携帯を入れると
電波を遮断するようで、

それを利用して外出中に
自分の居場所を分からなくして
ゴルフをしていたようなんです。

でも、結局その行為がバレて、
悪質だと判断されクビになるというオチ。

ほんと、アホだよね。(苦笑)



サラリーマンなら誰もが、
少しくらいサボったことが
あると思います。

喫茶店休憩や昼寝、
仕事途中のパチンコなど・・・

私も会社員時代、
MRの営業まわりを早く終わらせて
車中で昼寝していました。(笑)


ただ、先ほどのポテチ作戦で、
仕事中に年間140回もゴルフに行くのは
ちょっとね、って話です。

後先考えずに
「今の欲求」だけを求めていたら
後で痛い目に遭うのは当然です。


別に哲学の話をしたい訳ではないですが
世の中は「因果関係」で結ばれています。

京セラ創業者の稲盛さんも
自著でこう語っています。

「私たちに起こるすべての事柄には
 必ずそうなった原因があります。
 それはほかならぬ自分の思いや行いであり、
 その思念や行為のすべてが因となって果を生んでいく」



これを簡単にいえば、
「いい結果が欲しいならいい行動を。
 逆に悪い行動をすれば悪い結果が待っている」

ということです。

まさに、今回のポテチ事件なんかいい例ですよね。


やり過ぎたサボりの結果、会社をクビになった訳で、
そんな事は最初から見えていたということです。


で、このことについて少し視点を変えれば
これは私たちの老後生活に
置き換えることもできます。

たとえば
老後の準備をしなかったら
老後が苦しくなるというのは
当然の因果関係。

でも最近の日本人は
老後の準備をしている人が
本当に少ないです。


ここで、
「いや、私は老後のために
 少しずつですけど貯金しています」
という方が出てくると思います。

確かに少しずつでも貯金をすれば
老後の準備になるのかもしれません。

ただ残念ながら、
銀行に貯金している行為が
「老後資金を減らすこと」
に繋がっていることを知らない人は多いです。


ご存知だと思いますが、
日銀はインフレ率2%目標を掲げ、
物価上昇を誘発しています。

収入が増えない中、
毎年2%ずつ物価が上昇すれば
当然、貯金は目減りするわけです。

今後のためと思って貯めたお金が
気づかないうちに減っていたら
泣くに泣けないですよね。


なので、
老後の準備をやっていると言う人も、

「“やってるつもり”になってないか?」

確認することは必須です。


ということで、
老後資金を意識していない人も、
やっているつもりの人も、

自分で苦労する原因を作っているのに
安心した老後を求めている、
そんな『矛盾した日本人』が多すぎます。


年金支給年齢が今後、
70歳に引き上げられる
とさえ言われている今の時代。

仮に退職金が2000万円出たとしても
年金支給されるまでの10年間を
年間200万円で生活しないといけません。

これは東京を例に出すと
医療費や住居費まで支給される

「生活保護世帯より貧しい暮らしを迫られる」

という最低なレベルです。


今や国が最低ラインとして定めている
生活保護対象者よりも老後生活者の方が
生活水準が低いということ。

この実情を忘れてはいけません。


ではまた!


名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

ページの先頭へ