台湾の会社員は、5人中3人が投資家【一般社団法人フリードデスク】


”台湾の会社員は、
5人中3人は投資家である”


という事実をご存知でしょうか?


日本人の場合が5人に1人の割合なので、
約3倍以上の投資家がいるということです。



「なるほど、
さぞ台湾ではファイナンスの教育が
行き届いているんだろうな」



と、思われた方もいるかもしれませんが、
実は全くそんな事はないのです。


台湾の教育は、日本とほぼ変わりません。

大学に入ってから選択科目の中に
ファイナンスがある程度です。

金融教育において、日本と
台湾ではほとんど差がないのです。

ではなぜ、台湾人は日本人よりも、
投資をしている人が3倍以上もいるのか?


これは、日本在住の台湾人である、
私の友人に聞いた話です。

台湾と日本の両方の職場環境を
見てきた彼に言わせれば、
日本人に投資家が少ない理由は
明確だそうです。


日本人に投資家が少ないのは、
「興味がない」とか、
「投資の勉強が嫌い」とか、
そういった理由ではなくて、




「職場環境に原因がある」




と言うのです。



「職場の人間関係に原因がある」と。



これ、ちょっと興味深くないですか?


日本の投資家の数と
職場の人間関係にどういった
相関関係があるのか。

彼曰く、日本の職場では、
上下関係がはっきりしていて、
とてもギスギスした空気が
漂っているそうです。

まぁ、身に覚えがある方も
いると思いますが(笑)


そうした緊張した空気にいれば、
精神的ストレスが大きくなり、




・どうすればミスをしないか、あるいは
・会社の中でどう生き残るか、





という、保守的な事しか考えません。


今目の前の現実に対応するのに必死で、
「将来のことを考える余裕なんて出ない」
と感じたそうです。


一方で、台湾では上下関係は緩やかです。


いつも上司と部下で飲みに行くくらい、
とても近い距離感で仲が良いようです。
(もちろんイヤイヤ参加するわけではなく)

日本人なら驚くべき事ですが、
非常にリラックスした雰囲気で
上司の愚痴などもほとんどないそうです。


ちなみに私は、
会社員時代は上司との飲み会が
本気でいやでしたけどね!!!

飲み代もキャバクラ代もタクシー代も、
全部後輩もちでしたから。




地獄でしたよ。



当然、「投資」や「資産運用」なんて
言葉は脳裏をかする事すらなかったです。



そんな私とは対照的に、
台湾はそうではないようです。


「精神的な余裕があり、しっかりと
将来のことを考えた行動ができる」



と友人は言っていました。

確かに、私も新卒入社した会社は、
上下関係の厳しい職場環境だったので、
「今」しか見れていなかったのですが、

転職して、お給料も増え、
精神的に余裕が出るようになると、
不動産などの投資に興味を
持つようになりました。


職場の上下関係というのは
我々が生きている「環境」の一つです。

24時間のうち、大部分をそこで過ごします。

ですので、直接的な原因ではないにしろ、
職場の人間関係や緊張した空気が、
閉鎖的な思考を促していたかもな・・・


とは思います。


あと最後に、こういう話を聞いた事があります。


普段生活していて、1週間のうち、
自分の人生に影響を与えるような人は
だいたい20人程度だと。

そして、その20人を誰にするかで、
考え方や価値観はもちろん、
金融リテラシーも大きく変わって
来るんじゃないでしょうか。


意識的に環境をデザインできた人が、
人生のハンドルを握れるんだと思います。



ではまた。


名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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