『黙ってても入ってくる情報』の質は低い【一般社団法人フリードデスク】

「刷り込み」ってご存知ですか?



アヒルの子は、生まれた時、
初めて見た動くものを自分の
親だと思います。


なんなら、動くおもちゃを
親だと認識するケースもあるそうです。


”動いていれば親”


という単純なプログラムしか
設定されていないために、
生まれたてのアヒルの子は
目の前の情報を正しく認識し、
理解することができません。



でも、これは人間にも一部言える事です。



パソコンやインターネットが普及し、
かれこれ10年以上経ち、
我々一般人がアクセスできる
情報量は一気に増えました。


当事者に情報リテラシーが
あるかどうかにかかわらず、
流通する情報量だけが劇的に増えたのです。


古い情報で恐縮ですが、
2001年から2009年までの9年間だけでも、
流通量は約70倍近い量まで増えています。



「グーグルやヤフーで検索すれば、
なんでもすぐ情報が見つかるんだから、
本当に便利な時代になったよね」



という声もよく聞くと思いますが、
便利な分、そこには落とし穴もあります。



そもそも、情報には2種類あるのです。





・『黙ってても入ってくる情報』

・『自分の足で取りに行く情報』






この二つです。


一応、私の定義としては、
ネットで調べて出てくる程度の情報は
「自分の足で取りに行く情報」
ではありません。

無料で知る事ができる情報って、
所詮その程度の価値しかないって事なので。



で、重要なのは、


”『黙ってても入ってくる情報』には
ほぼ間違いなく発信者の意図がある”



という事です。


メディア構築が目的なのか、
利益誘導が目的なのか、
情報操作なのか、混乱させたいのか、
何かしらのゴールがあります。

(ちなみに私がやっている情報発信は、
メディア構築が目的です。

理念ももちろんありますが、
知名度があるわけではないので、
少しでも影響力を強化できればと
思ってやってます)


テレビや新聞、ネット上の情報って、
たどり着くまでのハードルが
全て低いですよね?

テレビはNHK以外は基本無料ですし、
新聞は有料ですが月数千円で
毎日新聞が届きます。

新聞の購読料を
「情報の数」で単純に割れば、
その安さに気づくはずです。


多分数十円とか、それ以下でしょう。


ネット上の情報に関しては、
先に述べた通りです。


恐ろしいのが、多くの人は
そういう「黙ってても入ってきた情報」を
無条件に受け入れて、無条件に

「真実だ」

と信じている事です。


これ、本当に怖いですよ。

ニュース番組で、

「どこどこの国が日本に対して、
デモを起こして暴動が起きてます」

と報道していれば、
当然日本人はその国に対して、
ネガティブな印象を抱くはずです。


でも、抱かない人もいます。

常に自分の足で情報を取りに行っている人です。

お金や時間、労力をかけて、
生の情報を取りに行っている人。

あるいはそういう人が発信する情報に
意識的に触れている人。

そういう人たちは、



・『黙ってても入ってくる情報』

・『自分の足で取りに行く情報』




この二つの違いをきちんと理解できてます。


例えば、数年前に、
香港で日本を糾弾するような
暴動が起きたとニュース番組で
話題になった事がありました。

イオンかどっかで暴れてたのかな?

民衆が暴れて、物を投げて、
建物が破壊されて、火事が起きたり、
中には血を流している人もいたり。

そういうリアルな映像が
テレビで流れていました。


私は当時、香港に知り合いがいたので、
仕事でスカイプ打ち合わせをした際、
状況を確認した事がありました。



「暴動起きてるけど大丈夫?」



すると、次のような答えが返ってきたんです。



「あぁ。あれ?
なんかデモに参加すると、
豚汁がもらえるみたいで。

ご飯に困った人たちがわけもわからず
お祭り感覚で参加してるよ。本当迷惑。」



という内容でした。

もちろん、全ての暴動の実態が
こういう真実とは限りません。

でも、事実としてこのような




「事実と情報の差異」




はあるのです。

そして、一度ついたイメージは
中々変えることはできないのです。


だから、私はできるだけ自分で
情報を取りに行くようにしています。

年に4回は香港やシンガポールなど、
金融街に足を運んで現地を視察し、
現地の人から情報を得ています。

毎回、日本に帰国して
得た情報をシェアするたびに、
情報の価値の尊さを感じますね。



今後、自分でアンテナを立てて、
自分の足で情報を取りに行かない人は
今後どんどん利用されやすい立場に
追い込まれていきます。


投資や金融について情報を取りに行きたいけど、
どうしても自分では難しいという人にとって、
私の情報がちょっとでも参考になれば嬉しいです。




ではまた。


名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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