ソフトバンクは何屋さんなのか?【一般社団法人フリードデスク】


ソフトバンクと聞けば、
誰もが「携帯電話」を
想像すると思います。

事実、ドコモやauに続く、
日本の三大キャリアの一つですよね。


ですが、ご存知の通り、
ソフトバンクは携帯電話のみならず、

プロ野球球団の経営や、
メガソーラー事業などにも
手を広げています。


更には、記憶にも新しいと思いますが、
借金4000億円もある中で、
ボーダフォンを買収し配下に置いた
という事もありましたよね。

2兆円という、
国内最大規模の買収ということで
当時メディアでも大きく
取り上げられていました。


そんなソフトバンクですが
先日さらに!

「米配車サービス大手のウーバーに
 1兆円の投資をする方針」


だと発表がありました。

つまり、今では、
M&A事業にも力を入れている
ということですね。


「ソフトバンクは何屋さんなのか?」

と問われたら、
一言では言い表せないような
そんな会社になってしまいましたね。

ですが、これって
投資の世界では当然のことで、
複数の案件に分散させる、
分散投資は当たり前のことです。


そしてそれは、
事業を動かす際でも同じだと、
ソフトバンクを見ていて感じました。

例えば、
カメラ屋さんで有名な富士フィルム。

ご存知かどうかわかりませんが、
実は、富士フィルムはサプリメント事業の方が
カメラ事業よりも売上げが高いのです。


今まではずっとカメラだけで
商売をしてきましたが、
世の中の変化に合わせて
事業を変えてきたわけですね。

それに対して、
アメリカで100年以上も存続してきた
フィルムカメラのコダックは、
経営破綻してしまっています。

世の中がデジカメに移行したのに、
フィルムを貫いた結果ですね。


ビジネスも投資も同じです。

たった1つのことに絞って
展開していくと世の中の変化に
対応できない状況に陥りやすいです。

なので、常に投資も事業も、
分散を意識する必要があります。


「何か」が起きた時に、
複数の事業や複数の投資に分散する事で
その何かを乗り越えることができるのです。


「あれもやって・・・
 これもやって・・・」

というスタイルは、
あまり好しとされて
こなかったかもしれません。

ですが、万が一に備えるのなら、
複数の物事に着手することは
必須なことだと思うのです。

それでは!


PS:

ソフトバンクって日本語訳すると、
「ソフトな銀行」ですよね。


今ソフトバンクがやっている事業って
M&Aとかが大きくなってきてますが、

「銀行のように企業へお金を貸し出して
利益を得る事業モデルを
当初から想定していたのでは?」

と今日の記事を書きながら
ふと頭をよぎりました。

もし、それが事実なら、
孫さんの事業展開って物凄いですね!


名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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