なぜ、日本の国力は中国に4倍の差をつけられたのか?【一般社団法人フリードデスク】



意外と無関心な人が多いみたいですが、
実は、日本の国力は年々弱くなっています。


国力というのは主に「国の経済力」ですね。


IMFの統計データを見ると、
日本は90年代から経済成長が
ストップしていることがわかります。


GDP(国内総生産)を見れば、
一目瞭然なのですが、、、

90年代からの10年間で、
日本は1兆円の増加に対して、
中国は4兆円も増加しています。

4倍もの差をつけられる程、
日本の経済成長は鈍化している状況なのです。


では、なぜ日本はここまで
経済成長が緩やかになってしまったのか?

その理由として、
サービスや物資の普及を
要因に挙げる人がいますが、


「人口の減少」


がかなり大きな要因になっている
と私は考えています。


ご存知の通り、日本は既に、
人口ボーナス期を過ぎ去り、
今後はオーナス期の一途を辿ります。

減少する一方という状況です。

では、人口が減るとどうなるか?

日本人一人当たりの生産性や、
消費が従来以上に伸びない限りは、
日本全体のGDPも減少するわけです。


当然ですよね。

人口が減少すれば、
労働力の絶対数が減少しますから。

そうすると、経済の動きが
今までよりも鈍くなることは、
誰にでも理解できる理屈だと思います。


そして、人口減少にプラスして、
今の日本が抱えている問題の一つに、



「少子高齢化」



というものも挙げられます。

少子高齢化が進むとどうなるか?


答えは簡単です。

年金や社会福祉費が増加して、
税金や社会保険料が高くなります。

すると、若者の負担が
大きくなってしまうのです。

我々が高齢になった時、
支えてくれる若い世代が一体
どれくらいいるでしょうか?

そう考えると、
他人(若者)の支えがなくても
生活に支障のでないように
しておく必要があります。



それなのになぜか、、、

将来について考えている人は
決して多くありません。

だからこそ、私は
声を大にして言いたいのですが、

“自分の人生設計は、自分でしか作れない”

ということです。


企業や国、あるいは次の世代に頼って、
どうにかなる時代ではなくなったのです。

なので、
使い古されたセリフかもしれませんが、
もっと自分の将来を見つめ直し、

「今から何をするべきか?」

を強く意識するべきだと思います。


散々悲観的なことを言ってきましたが、
少子高齢化の時代とはいえ、
希望の兆しはあります。



”発展途上国の若い世代に支えてもらう”



のです。

その選択肢の一つに、
投資や資産運用があるはずです。

日本の人口ピラミッドが理想の三角形ではなく、
ツボ型になってしまっているなら、
足りない部分を海外の若い力に頼ろう、
という発想ですね。

国境を越えて、海外の若い力に投資する事で、
グローバルな人口ピラミッドを作る事は
十分可能だと私は信じています。


ですので、

「日本は少子高齢化だからもうダメだ。
 若い世代に支えられる事ができない。
 沈みゆく国だから海外に逃げるしかない」

ではなく、

「国境に関係なく、若い世代に投資しよう。
 これからは日本人ではなく、
 地球人として生きていこう。」


これくらいのパラダイムシフトが
必要ではないでしょうか?

それではまた!

名前:大石 武
一般社団法人フリードデスク代表理事。
山口県下関市出身。食品業界、医療業界での会社員経験を経て、2015年に独立。その後、個人投資家としての活動を開始し、2016年には投資家コミュニティを設立。金融に強い日本人を輩出する為、日々個人投資家のサポートに励んでいる。

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