私は普段友人と飲む機会が多いのですが、
「将来がなんとなく不安だ」
と、感じている会社員の方は、
かなり多い様に思います。
中でも、
「年金はもらえるの?」
「老後破産したくない」
といった“お金の不安”は
多くの割合を占めています。
厚労省の調べによれば、
夫婦2人暮らしで豊かな老後を過ごすには、
「月々30万円は必要だ」
と言われています。
そして、
30年後に支給される年金を算出したところ、
だいたい月22万円と厚労省は発表しています。
あくまで試算ですが、すでに
「月8万円足りなくなる」ことが
わかっているのです。
「月8万円くらいだったら、
貯蓄でなんとかまかなえるんじゃない?」
と、思われる人もいるかもしれませんが、
必要な生活資金を合計すると、
結構しんどい事がわかります。
仮に80歳まで生きるとするなら、
「ざっと2880万円」
が必要です。
もちろん、あくまで試算ですので、
個々人によって差異が出ますが。
現役バリバリで働けるうちに、
3千万円近い貯蓄ができるのは、
上場企業の役員以上とか、
ごく一部の人間だけでしょう。
「でも、最悪生活保護があるし!」
と言う人もいるかもしれませんが、
それも望みはかなり薄いと思います。
ただでさえ生活保護受給者は
年々増え続けているんです。
1995年:約88万2000人
2009年:約176万3000人
2014年:約216万5000人
約20年間の間に、
およそ2.5倍に増えています。
言い方は悪いですが、
収入が低くてまともに税金も払えないのに
国のお金だけはどんどん吸い取り続ける・・・
そういう状況が長く続く事は
どう考えてもありえません。
これから高齢化がますます加速していくのに、
この国がこれ以上生活保護に予算を
割ける体力があるでしょうか?
というわけで、
実はもう日本人の未来予想図は
ある程度見えているんですよね。
何度も言うように試算ではありますが、
「たどり着くゴール」が見えています。
最後まで、人生を最低限楽しむなら、
「3千万円弱のお金が必要になる」
というゴールです(年金がもらえた場合)。
そこから逆算して考えると、
私たちには二つの選択肢があります。
・貯金して準備をするか
・運用して増やして準備をするか
この二択です。
あなたはどちらを選びますか?