「外貨預金」と聞いて、
どんなイメージがありますか?
おそらく日本円を海外の通貨に
変えるだけのシンプルな資産運用という、
イメージが強いかもしれません。
でも、このように考えている人の多くは、
「外貨預金の本当の姿」を知らないです。
「外貨預金はハイリスクローリターン」
であるということを。
一般的に投資とは
ハイリスクハイリターンか、
ローリスクローリターンか、
この2パターンが多いですよね。
例えば、不動産のように
最初に大きな資金が必要になる代わりに
安定した家賃収入が入ってくるとか、、
投資信託のように、毎月数万円、
中には数千円から始められるけど、
ほぼリターンがないものとか、、
でも、海外預金は
ハイリスクローリターンという
投資家の得が少ない案件と言えます。
なぜか?
ご存知の通り、
海外に資金を移動させる際には、
「為替リスク」が発生しますよね
例えば120円の米ドルが、
100円になることがあれば、
140円になることがあるなど・・・
このような価格変動が生じます。
だいたい、
この為替変動のリスクは
10%程度と言われています。
それに対して、
リターンはどの程度かというと
1%あればいいというレベルです。
もちろん円安になれば
その分リターンは増えますが、
平均すると1%前後に
推移する傾向が強いのです。
つまり、
「海外預金は負け試合」
ということが最初から
分かっていると言えるのです。
もちろん海外口座によって変動はありますが、
平均するとこのレベルに落ち着くわけです。
海外預金は、今ある円をほかの通貨に
変える簡単なことなので、
とっつきやすいですが・・・
やりやすさだけに着目すると、
このような負け試合に、
手を出すことになってしまいます。
なので、
海外預金は資産を増やす
「資産運用」というより、
「資産守り」に近いですね。
あくまでも投資家は、
自分のやりやすさや簡単さではなく
「資産を増やし守るための行動」
を最優先させないといけません。
ここがぶれてしまうと、
投資で痛い目を見てしまうことに
なりかねないので注意が必要です。
それでは!